QF-PCR法、FISHに関しては、単独依頼では検査受託をいたしておりません。
必ず、染色体検査G分染色法との重複でのご依頼とさせていただきますので、ご理解お願いいたします。
緊急報告を行うこととする検査値の範囲に関しましては、基準値を含む全依頼項目のすべての検査結果を至急扱いの対象といたします。
検体採取後は施設にて冷蔵(4℃~10℃)で保存して下さい。
搬送に関しましては、当センター指定容器、搬送BOXを利用の上、クール便の扱いで送付していただきます。
染色体検査G分染色法、FISHの報告に関しましては、ISCN2009国際規約に準じて表記を行います。
検体の提出条件
無菌状態が保たれ、内容物が漏出しないよう、キャップ(スクリューキャップ)をしっかり閉めた後、パラフィルムを巻いてご提出下さい。
また、検体採取後は、できるかぎり無菌操作でお願いいたします。
検査の限界
- 染色体分析では、組織を培養して解析しますので、細胞のダメージが大きく培養が出来ずに終わった場合は結果が出ないことがあります。
- 微細な染色体異常や遺伝子レベルの変化など、すべての遺伝学的異常を診断できるわけではありません。
- 検査開始前に胎児絨毛組織を可能な限り選別して培養を行いますが、残存した脱落膜細胞が増殖し、母体核型が検査結果として報告される場合があります。
- 提出された検体に脱落膜(母体由来組織)のみで胎児絨毛組織が見出されない場合は、事前に検査をキャンセルさせて頂くこともあります。